2024年11月3日 ホームルームコンサート12時間目
11月3日(日)は、陽のあたる道小さな音楽会vol.182「ホームルームコンサート12時間目」でした。
小学校の先生でシンガーソングライターの武井裕さんと、高校の教師により結成されたバンド「ライブラリアンズ」の2組によるこの音楽会を「ホームルームコンサート」と名づけて「1時間目」を行ったのは、2013年11月2日でした。以来ほぼこの時期に、コロナ禍でも人数を限定して開催を続け12回目の開催となりました。時の経過とともに、全員現役の教師ではなくなりましたが、このタイトルでコンサートを続けています。
始業のチャイムとともに始まったコンサートは、武井さんの演奏から始まりました。これまでのギター弾き語りから、キーボードによる演奏に変わりましたが、伸びやかな歌唱は変わらず会場に響きました。教師を辞め現在教育に関する勉強中であること、住んでいる左近山団地で行っているコミュニティ活動などの話を織り込みながら、オリジナルや、カバー曲を自分のスタイルで歌ってくれました。
『私を待つ人がいる』から始まった「ライブラリアンズ」は、8月に亡くなった高石ともやさんを偲んで、『谷間の虹』や『街』。『ディーゼル』や『各駅停車』の鉄道シリーズ。初登場の三線で『安里屋ユンタ』。ユニークなアレンジで『真夏の出来事』など、楽しいステージを展開。2年前につくられた『陽のあたる道の歌』では、♪相鉄線鶴ヶ峰駅そば〜 陽のあたる道カフェ〜 心温もるカフェ〜♪の部分をシングアウト。そして、ここでは必ず歌ってくれるのが『3月11日 生きて行くということ』。東日本大震災のボランティアで知り合った山本洋さんがつくられた歌で、聴くたびにボランティアで訪れた大槌町や陸前高田を思い浮かべます。アンコールで歌ってくれたボブ・ディランの『自由の鐘』(訳詞:山本洋)も毎回聴きたい曲です
最後に武井さんに再び登場してもらい、一緒に『陽のあたる道』を歌って今年の「ホームルーム」は終了しました。
武井さん、ライブラリアンズの皆さん、今年も楽しいコンサートをありがとうございました。ご来場のみなさん、ありがとうございました。