Diary 2012年7月~9月
2012年9月27日 SCAJ2012@東京ビッグサイト
SCAJ2012とは、日本最大のスペシャルティコーヒーのイベントです。今年は9月26日から28日までの3日間、東京ビッグサイトの西4ホールで開かれています。今日はお店を臨時休業させていただき一日、世界のコーヒー産地からの出展ブースや国内のコーヒー関連企業のブースを見学したり、産地のセミナーに参加したりしてきました。
昨年のこの頃はまだ時間がたっぷりあった時期だったので3日間とも参加し、バリスタチャンピオンシップなどの競技会をじっくり見る余裕もありましたが、今年は一日だけなのでとても回りきれるものではありません。でも出来るかぎりたくさんのコーヒーやエスプレッソを試飲したりしました。また、参加したグアテマラコーヒーのセミナーでも、6種類のコーヒーを試飲する機会を得ましたが、同じ地域でも農園や品種の違いによりそれぞれ特徴が異なることなど、とても興味深く学ぶことができました。
お店を開店して初めてのSCAJ参加でしたが、自分が今お店でご提供しているコーヒーの基本を再確認、再認識、再発見するのにとても有意義な時間でした。
そして何よりも、今年1月に中米のコーヒー産地見学に一緒に行って来た仲間と久しぶりに会い色々と話せたことや、パナマでの見学先のベルリナ農園のルイスさんと、日本で再会できたことがとても嬉しく、お互いに再会を喜びあいました。
2012年9月22日 Mareka&Junjiデュオライブ in 陽のあたる道
内藤希花さん(フィドル/アイリッシュハープ)と城田純二さん(ギター/バンジョー)のデュオライブは、「陽のあたる道 小さな音楽会シリーズ」の記念すべき第1弾として6月10日に行われました。このときはすぐに満席となってしまい、「聴きたかったけど入れなかった」方が何人もいらっしゃいました。できればいつかまたここでお2人にライブをやってもらえたらと思っていましたが、思いがけず早く第2回目が実現しました。
きっかけはこの夏アイルランドを回っていた希花さんからの「9月22日に(希花さんの)Birthday記念ライブをやりたいけれどお店空いてますか?」という内容のメッセージでした。しかもこの日は、溝の口のBirdland
Cafeと陽のあたる道の2か所で時間をずらして行うとのこと。願ってもないお話だったのでもちろんすぐにOKの返事をしました。今回は、前回参加できなかった方やお店の常連さん、ご近所の方にまず声をかけさせていただき、半数以上の方がお2人の奏でる音楽初体験という形になりました。もちろんいつも顔を出す「常連」さんに加え、奈良や秩父からはるばる駆けつけた方も交え、幅広い層のお客様が参加されたライブとなりました。
お2人は午後1時からのBirdland Cafeでのライブを終え、開演の午後5時少し前すでに客席が埋まっている中、じゅんじさんが「まだ席空いてますか?」と言いながら到着。一瞬にして会場を和ませ、楽器を取り出しすぐにライブの開始となりました。今回はきっちりしたセットを決めずに比較的ゆるやかな感じで進行。アイリッシュ音楽になじみの薄いお客様にもわかりやすい説明を交えながら、時にやさしく、時に力強くアイリッシュチューンを演奏してくれました。「音がとても澄んでて、アイルランドの風景が見えてきて、プチ旅した気分です。」とは今回初めて参加されたお客様の感想です。「おいで一緒に」や「Hard Times Come Again No More」など、じゅんじさんが唄う曲も前回とは異なっていたし、バンジョーで秋の童謡を弾いてくれたり、次に何が出てくるかの楽しみにしているうちに終演時刻になっていました。
終演後の打ち上げ交流会では、参加者がレパートリーを披露し、そこにじゅんじさんのギターやまれかさんのフィドルが加わったり、ナターシャーソングのSingOutをしたり、大いに盛り上がりました。
今回参加してくださった皆さんありがとうございました。そして、まれかさん、じゅんじさんに心からの感謝を。
2012年9月17日 小出正則FOLKSONG CONCERT in 陽のあたる道
小さな音楽会シリーズ第3弾は、フォークシンガー小出正則さんのコンサートでした。この日はお店の常連さん、小出さんの古くからの唄仲間、中学時代の同級生、そして遠く香川県や京都から駆けつけたファンなどが集まり満員の大盛況。
コンサートは、フォーライフレコード時代のヒット曲から最近の新曲まで、叙情的な曲から勇気が湧いてくるような力強い曲まで、小出さんがたどってきた道のりの話や、今も生活の中から唄を作り続けていることなどの話を交えながらたっぷり2時間、心を揺さぶる熱唱が続きました。ギターとハーモニカだけの伴奏で歌う小出さんの声は、マイクを通さずとも小さな店内では十分な迫力で、間近で聴く私たちを圧倒しました。
コンサート終了後の打ち上げ交流会は、ビールなどで喉を少し潤したあと、小出さん自ら用意して下さった歌集を使っての大SingOut。ここでも小出さんの力強いギターの伴奏によりみんな大声で唄いました。小出さんお疲れさまでした、そしてありがとうございました。
2012年9月10日 敬老のお祝いのお茶会
私の住んでいる団地の自治会では毎年「敬老の日」の行事として、満77歳以上の方にお菓子をお贈りしていますが、今年初めての試みとして「お祝いのお茶会」が催されました。この会に自治会の福祉部の方からお声掛けいただき、定休日である今日「陽のあたる道」のコーヒーとシフォンケーキの出張サービスをさせていただきました。
230世帯以上が暮らすこの団地ができて26年、高齢の方が増えましたが、日常的に集まる機会もなく、つながりも希薄な中で、このような場が設けられたことは意義あることだと思います。
出席された皆さんは初めて顔を合わせる人も多く、最初は緊張気味でしたが、やはり同世代、戦争の話から日常の健康管理の話、果てはらっきょうの漬け方の話にいたるまで、話題はとぎれることなく和やかな時間が流れていきました。それぞれの長い経験と知恵に裏付けられた含蓄に富むお話を、コーヒーを淹れながら聞かせていただき、大変有意義な時間を過ごすことができました。
2012年9月3日 営業再開後
8月6日~24日まで3週間近くお店を休んでいましたが、25日から再開し1週間余り、毎日楽しく仕事させていただいています。休業中にお店に来られた方には大変ご迷惑おかけしました。
この1週間余りで常連の方々が戻ってきてくださり再会できたのが本当に嬉しいです。入院のことはほとんどお知らせしていなかったので、「どこか外国に行ってたんですか?」と聞かれ「実は入院していたんです」とお答えするとびっくりされます。本人はいたって元気、体調はまったく問題ありません。かえってお気づかいさせてしまい心苦しいくらいです。
入院のことをあらかじめお話していたお客様からも「大丈夫ですか?」とあたたかい声をかけていただき、ありがたい限りです。明日でちょうどお店をはじめて半年になりますが、お客様との関係も少しずつできつつあるのかな、と嬉しく思える日々です。
2012年8月19日 お祭り
8月18日、19日はお店のある鶴ヶ峰の稲荷神社のお祭りでした。長年鶴ヶ峰の近くに住んでいながら、鶴ヶ峰の各町内会の出すお神輿や山車を見るのは初めてでした。
お店のある場所は毎年、お神輿の休憩所となっているそうで、お店の大家さんは、ビールやドリンク、簡単なおつまみやお菓子を用意して、お神輿を担ぐ人たちや、山車を引く子供たちにふるまっているとのこと。今年は、当店もアイスコーヒーを用意してお祭りに参加させていただきました。猛暑の中で担ぐお神輿はさぞや重く、担ぎ手さんや付き添いのみなさん、相当にのどが渇いていたことと思います。約40人分用意したアイスコーヒーはあっという間になくなってしまいました。
また今年は、お店の常連さんの20代の男性を誘ったところ、お神輿の担ぎ手として快く2日とも担いでくれました。さらに、最近よくお店に来てくれていた若い女性の方も、お住まいは相鉄線の別の駅にもかかわらず、浴衣を着て接待のお手伝いをしてくれました。
はじめて参加したお祭りは楽しかったです。また、お店として少しでも地域のお役に立てたとしたらこんな嬉しいことはありません。
2012年8月15日 入院
長らくのご無沙汰失礼しました。
8月7日~14日まで、わが人生ではじめての入院体験をしておりました。
今回の入院は、まだ会社に勤めていたころ(5年前)に受けた人間ドックで発見された、右腎臓の血管筋脂肪腫なるものが大きくなってきたので、それを退治するのが目的でした。
8月7日の入院日に硬膜外麻酔を施し、手術は翌8日、右足の付け根から細い管(カテーテル)を挿入して腎臓の血管を詰まらせる処置を行いました。麻酔のおかげで手術中は痛みも感じることなく約2時間で終了。しばらく微熱が続いたりしましたが治まり、予定通り昨日無事退院することができました。
入院中は、空調管理された快適な環境下で、しかもオリンピック真っ只中、ベッドに一台ずつ付いているテレビを観ながら深夜ひそかに一喜一憂していました。
昨日から久しぶりに味わう”下界”の暑さにはとまどっています。しばらくは自宅でゆっくりして8月25日からのお店の再開に備えようと思っています。もうしばらくお休みさせていただきますが何卒御了承のほどお願いいたします。
あ、その前に、今度の日曜日(19日)は鶴ヶ峰のお祭りがあるのですが、お店の場所が御神輿の休憩所になります。この日は営業はしておりませんが、アイスコーヒーなど作って皆さんにふるまいたいと考えています。時間は11時45分ごろです。どうぞお近くの方はお立ち寄りください。
2012年7月26日 水出しアイスコーヒーパック
先週末は真夏とは思えないほど肌寒い日が続いたのですが、今週は猛暑が戻ってきました。お店でもアイスコーヒーのご注文が多くなっています。お店ではイタリアンブレンドの豆を多めに細挽きし、ホットコーヒーよりも熱めのお湯で濃く抽出、氷で急冷して作っています。この淹れ方でできたアイスコーヒーはキリッとしてスッキリした味わいのためか、ガムシロップとミルクをお使いにならない方が意外に多いです。
さて、先週からお店で発売しているのが、ご自宅でも簡単にアイスコーヒーができる「水出しアイスコーヒーパック」です。ご自宅にある麦茶のポットなどに水700ccと25gのパックを2つ入れ、約10時間置けばアイスコーヒーの出来上がりです(温めればホットコーヒーとしてもお飲みいただけます)。コーヒーの旨みがじっくり抽出されてまろやかな味わいをお楽しみいただけるはずです。一袋に25gパック4個入り650円で販売しています。ぜひお試しください。
2012年7月15日 堀尾和孝アコースティックライブin陽のあたる道
陽のあたる道「小さな音楽会」第2弾は、スーパーアコースティックギタリスト堀尾和孝さんのライブでした。今回も満員のお客様においでいただき”激”盛り上がったライブになりました。まずは、演奏してくださった堀尾さんとウルルJUNさんに感謝を、そして何よりもお越しいただいた皆様に心よりお礼申し上げます。
堀尾さんにとっては、アンプなしの完全生音、アルコールの代わりにアイスコーヒーでのエネルギー注入、「酔弦」メンバーのほとんどいない中での演奏。普段とはかなり勝手の違う環境でのライブだったかと思いますが、1曲目の『ホテルカリフォルニア』から、”ホリオ体験”初めての方が多い客席を引き込んでいきました。休憩後のHalftime ShowのウルルJUNさんもウクレレによるオリジナル曲で和やかな雰囲気をつくり出してくれました。
第2部は、お客様のリクエストに応えるコーナー、どんなリクエストにも完璧な演奏で応えるホリオさんに感嘆の声が。また、『見上げてごらん夜の星を』や『上を向いて歩こう(アルコール)』のSingOutも盛り込まれ、ラストの『チャルダッシュ』アンコールの『キャラバン』まで大いに盛り上がってライブは終了しました。
終了後はおいでいただいたお客様との打ち上げ交流会。ここでも昔バンドをやっていた人や、ギターを作っている人などとの会話に花が咲き、時には堀尾さんがギターを取って弾き始めるなど、とってもお得なアフターライブになりました。「どんべえとその七味」もみなさんの声に押されて『陽のあたる道』、『街』を唄わせていただきました。
今回のライブには、お店をはじめてから常連になっていただいた方や、中学時代の同級生、学生時代の後輩、唄の仲間などが参加してくれました。「小さな音楽会」と名付けている通り、一度にたくさんの人に集まっていただくわけにはいきませんが、少しずつでも続けていければいいかなと思っています。堀尾さんにも、またここで演奏していただき、”ホリオ体験”を一人でも多くの方に体験していただければと思います。
「小さな音楽会」、来月はお休みして、9月は17日(月・祝)にフォークシンガーの小出正則さんのライブ、10月20日(土)にはアメリカンフォークを唄うデュオ「やぎたこ」さんのライブを予定しています。詳細はあらためてご案内しますが、今後ともよろしくお願いいたします。
この日のライブの模様をブログで紹介してくれています。
ウルルJUNさんのブログ
http://ururu-jun.jugem.jp/?eid=551
学生時代のサークルの後輩のブログ
http://blog.livedoor.jp/saisai706/archives/51700791.html
おっと、こんな動画まで!
2012年7月12日 大槌復興かもめコースター
~針と糸から、復興への糸口を。手仕事から、未来の働き口を~こんなスローガンで活動している「大槌復興刺し子プロジェクト」から「大槌復興 かもめコースター」を15枚購入しました。色あい、デザインとも素敵な作品が昨日お店に届きました。さっそく今日から、お冷やのグラスをこのコースターの上に乗せてお出ししています。今までお冷やのグラスはテーブルの上に直接置いていたため、テーブルが水に濡れてご迷惑をおかけすることもあったので、これで少し改善できるかなと思っています。
岩手県大槌町は東日本大震災で甚大な被害を受けた地域です。私も昨年、神奈川からのボランティアバスで岩手県を訪れた際、大槌町でがれき撤去などのボランティアを行う機会が2回あり、その被害の大きさを実際に目にしています。
お店をはじめた今年はボランティアに参加することも難しくなり、TwitterやFacebookでボラバス仲間の活動を見るにつけもどかしさを感じることもしばしばでした。今は現地に足を運ぶことはできないけれど、何らかの形で復興支援につながることをしていきたい。その一歩として、何よりも自分自身が東北を忘れないように、コースターに込められたたくさんの刺し子さんたちの思いに心を馳せながら日々仕事に取り組んでいけたらと思っています。
2012年7月4日 相鉄瓦版
相鉄線の各駅に置かれるフリーの小冊子「相鉄瓦版」第205号(2012年7・8月版)に当店の紹介が掲載されました。
昨日は電話での問い合わせがあった程度ですが、今日は持参されてコーヒー豆をお買い上げいただく方も見え始めました。「本誌ご持参でコーヒー豆を100g以上お買い上げの方には、ご希望のコーヒーを一杯サービス」という特典の効果だと思います。たくさんの方にご自宅でも美味しいコーヒーを飲んでいただきたいと始めた自家焙煎珈琲のお店ですので、コーヒー豆を買って下さる方が増えるのが嬉しいです。
「相鉄瓦版」・・・相鉄線をご利用の方はぜひお手にとってご覧ください。特典は7月末までご利用可能です。
相鉄線ご利用でない方はWEB版でも見られます(WEB版にも上記特典のクーポンがついています)。 リンクはこちら⇒http://www.sotetsu-group.co.jp/kawaraban/default.htm